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浚渫とは何か?河川工事の現場でよく見るワードについて調べてみた

どうも小林です。

世の中はゴールデンウィークが終わったところですが、皆さんはこの連休どう過ごされてのでしょうか。

私も例に漏れず実家に帰省したのですが、、、実家近くの川がちょうど工事中で、現場に「浚渫」という看板が立てられていました。

恥ずかしながら「浚渫」の読みが分からず(嫁はしゅんちょうと読んでました)、グーグル先生に聞いたところ、「しゅんせつ」と読むことが判明しました。

ということで、今回はこの「浚渫(しゅんせつ)」の意味について調べてきました!

役に立つか分かりませんが、ぜひご参考ください。

浚渫(しゅんせつ)とは

一言で表現するなら、「河川や港湾の底を掘って、不要な泥土を除去すること(さらうこと)」です。

浚と渫はそれぞれ「さらう」と読め、これがそのまま浚渫の意味になっています。

浚渫の目的

河川の底を浚う(さらう)のはわかりますが、一体何のために行うのでしょうか。以下見ていきましょう。

①船の安全の確保(水深の維持)

港湾部では波などの影響で徐々に海底に土砂が堆積していきます。放っておくと、船舶の座礁の原因となるため、水深を維持する目的で定期的に浚渫が行われます。

②洪水対策

河川の底に土砂が堆積すると水深が浅くなり、その分ちょっとした風雨で河川が氾濫しやすくなります。そのため、定期的に浚渫を行うことで水深を維持し氾濫のリスクを抑えます。台風の多い日本で特に重要視されるのが、この河川の浚渫です。

③ダムの保全

ダムは水をせき止める性質上、どうしても土砂が溜まっていきます。こちらも放置すると、水深が浅くなることで貯水量が減り、貯水量の低下が水力発電の効率を下げます。そのため、ダムにおいても浚渫で水深を維持することが重要となります。

④水質改善

河川も勿論ですが、湖や港湾部などの水の流れが穏やかな場所では汚泥が底に溜まりやすく、これが悪臭や赤潮、酸欠等の水質を悪化させる原因となります。浚渫によって、この汚泥を除去することで水質の維持を図ります。

浚渫の種類

①維持浚渫

字の如く、河川や港湾の水深を維持するために行われる。

②開発浚渫

新しい港湾や河川、運河を作る際に行われる大規模な浚渫。

③環境浚渫

底に溜まった汚泥や有機物を除去する浚渫。

浚渫で使う船

①グラブ浚渫船

船に搭載したクレーンの先にバケットをつけて泥を直接つかみ取る方式。港湾部の工事でよく使われる。

②ポンプ浚渫船

船に搭載したポンプで底の泥を吸い上げる方式。やわらかいヘドロに向いている。

③カッターサクション浚渫船

船に搭載した回転する刃で底を削り取りながらポンプで吸い上げる方式。運河の開拓など大規模な工事が得意。

浚渫の抱える問題点

浚渫にも当然デメリットが存在します。以下見ていきます。

①環境破壊

底に住む生物の住処や生物そのものを除去してしまうことが環境破壊につながります。また、浚渫によって底に溜まった汚泥が舞い上がることが水質を逆に悪化させることがあるとのこと。

②コスト

浚渫には特殊な船や技術が必要になるため、コストも高くなります。特に四方が海に接しており、河川も多い日本では馬鹿にならない問題です。

③浚った土砂の処理

取り除いた汚泥をどうやって処理するかの問題もあります。特に化学物質などで汚染されたヘドロは特殊な処理が必要となり、設備やコストの問題を助長します。

日本の水源の多さは世界に誇れるものではありますが、それは浚渫という工事によって支えられています。

恥ずかしながら、今まで「しゅんせつ」という言葉を聞いたことがなかったのですが…今回はかなり良い学びになったのではないでしょうか。

当ブログでは身の回りの疑問を調べ、解説していきます。

今後も何卒よろしくお願いいたします。

前回記事→生産緑地地区とは何か?畑でよく見る謎のワードについて調べてみた

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